無標題文件
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紙人形師のみち代(谷ナオミ)は結婚して半年で夫に死に別れて以来、義理の娘・たか子(北川たか子)と二人きりで暮らしていた。ある日、人形問屋社長を訪ねたみち代は、睡眠薬入りの酒を飲まされ意識を失ったところを犯されてしまう。後日、社長はみち代の家にやって来るとしつこく絡む。そこへ帰ってきたたか子はふたりの様子を見てショックを受け、外に飛び出すと交通事故に遭ってしまう。病院へ駆けつけたみち代にたか子は「帰って!」と追い返す。病室を出たみち代はたか子に車をぶつけた尾形ヒデオという青年に話しかけられる。その顔立ちに一瞬息を呑むみち代。彼はみち代が少女の時に憧れ、犯された尾形菊三郎の忘れ形見だった・・・。歌舞伎舞踊「娘道成寺」を物語の材料に取り入れ、母と娘がひとりの男をめぐって織りなす肉欲の執念を描いた傑作。監督を“孤高の官能アーティスト”小沼勝。主演は“初代SMの女王”谷ナオミ。全身に刺青を彫られ痛みと官能にのたうつ谷の姿は、圧倒的で凄艶な美に満ちている。 |
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