無標題文件
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冴子(宮井えりな)は競輪選手の夫・功一が地方のレースに出場している間に、昔の恋人であるピアノ調律師の隆也に会いに行く。隆也は近くの団地に引っ越してきたばかり。冴子は引越祝いの絵画を持って自転車で向かう途中、黒のトレンチコートを着た男に襲われ、凶器を顔に突きつけられると、犯されるのだった。放心状態のまま隆也の部屋を訪れた冴子だったが、隆也との久しぶりの再会に激しく燃える。ある晩、団地で暴行殺人事件が起こる。被害者の女高生は局部に揮発油を滲み込ませた脱脂綿をつめられ火をつけられていた。そして翌日、皮膚が焼けただれた女の死体がジャングルジムにさらされる。建設中の団地から女の絶叫が聞こえた冴子は、燃え上がる部屋と走り去るトレンチコートの男を目撃する・・・。団地という均質的な生活空間を、鮮烈なイメージで異常な空間へと変容させた黒沢直輔監督のデビュー作。主演の団地妻を宮井えりなが色白の肌をさらし、好演している。 |
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