無標題文件
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心温まるひと時を一緒に過ごしませんか?新人ソープ嬢の鈴夏ゆらんちゃんが、あなたの身も心も和らげ、贅沢な時間をお約束します。 「いやっしゃいませ。本日が初めてで、まだわからないことばかりですがよろしくお願いします。」 薄手で濃い紅色のドレスに身を包み深々とお辞儀をする仕草はぎこちなく、若さゆえにか、どこか滑稽に見える。しかしそれが妙な親近感を沸かせてくれる。これからどんなことが起こるのかと期待に胸が膨らむ。 「お客様、そこにお座りくださいませ。」つい数ヶ月前までは高校生だったという。普段敬語なんて使わないであろうし、緊張もあってか、言葉がたどたどしい。春の到来とともに新しくできた蕾のような初々しい存在。それを摘み取る罪悪感にも似た気持ち、人はその罪悪感に心躍るものなのか。 そんなことを考えているうちに、彼女は裸になり、その透明な肌を密着させてきた。女の温もりが全身を包み込む。風呂場は静けさで張り詰め、水道から落ちる水滴の音と、彼女の静かな息遣いが耳元に届けられる。 「では、こちらにお越しください。」 たっぷりとたまった湯船を手のひらで指し、また軽く会釈をした。その口元は角だけが上に上がって、小さなえくぼができあがり、歯は見えないが、グロスか、リップかで、とてもキラキラと見えた。とても気分がいい。少しえらくなったような気がして、いつもよりも男らしく大股で歩き、勢いよく湯船に飛び込んだ。 水、つめてーじゃん。 |
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